ルール違反
ネットワークビジネスでルール違反する人
何事にも、ルール違反をする人はいるものです。そして、そういうルール違反の人を見て、自分もルール違反をしたくなるか、そんなことには関係なく自分の信じる道を進んでいくか、の選択は、人それぞれの価値観になることでしょう。ネットワークビジネスのルール違反をあげると、以下のようになります。
愛用をやめた人から安く仕入れて、小売をする人
「必ず治る」などの言葉で健康食品を紹介する人(薬事法違反など)
「紹介するだけで報酬が入る」とビジネスの勧誘をする人
これ以外にもルール違反ではありませんが、ネットワークビジネスの世界でしか見られない「ちょっと?」に思える行動もあるかもしれません。
小売をする人
セット購入したけど特定の商品しか使わない人や、義理や付き合いで買ったり会員登録をした人、やる気をもって始めたけれど途中で挫折してしまった人などが必ず生まれます。 すると、手元には、未使用の商品が残る。今の時代であれば、オークションに出品することも出来ますが、写真を撮って、出品の作業をして、落札されるのを待って、入金を確認してから発送するのは、面倒くさいと感じる場合もあるようです。
それならということで、同じインターネットで検索をすれば、「ネットワークビジネス商品を買い取ります」という業者・お店を見つけ出せます。高価買い取りとまではいきませんが、捨てるよりはマシですし、手間がかかりません。買い取る側にしてみれば、定価の半額以下で仕入れて、定価の2~3割引くらいで販売できれば、ある程度の利益が得られます。ネットワークビジネスをするつもりはないけれど、特定の商品の愛用だけ続けたい人にとっても、お買い得な話です。
「必ず治る」という人
これに類するものとして、「必ずやせる、ダイエットできる」というものも含まれます。「必ず治る」という言葉は、薬事法に引っかかるようですが、そんな法律の内容を知らなくても、そもそも「必ず」という言葉が怪しいのです。世の中に、「必ず」なんてものは、そうそうないのです。
「必ず」の言葉のどこかには、矛盾点があります。要は、説得をしたいのです。だから、法律違反ではありませんが、有名人や芸能人が愛用していることを、いかにも「自分たちのグループに属する仲間」みたいな感じで説得材料に使う人も少なくないでしょう。そして、それに安心感を覚えて、愛用を始める人もいます。しかし、後で、その有名人がそれほどの愛用者でなかったなんてことが分かると、だまされた気分になるものです。
楽に儲かると薦める人
「単に、グループの人を増やせばいい」という考え方は、とにかく、誰でもいいから会員登録してもらおう、という行動を生むことでしょう。ふだんは仲良くなりたくない人にさえ、お誘いの言葉をかけるのは、金儲けがからんでいるせいなのか、それともネットワークビジネスのおかげで、とても積極的な人になった証拠なのか分かりませんが、なるほどと思われる行動です。
出来れば楽に儲けたい、必ず儲かる方法が知りたい。誰もが思うかもしれない憧れです。だから、何が何でもグループを大きくすることだけを考えがちになる。しかし、本当は、グループを大きくすることよりも、「どんな人となら、いっしょに苦労して活動したいか」を考えなくてはいけないのです。たとえば、前述のように、有名人や芸能人の知名度に飛びつかせて、グループを大きくしていくことが出来たとしましょう。ところが、そのような人々は、ちょっとでも悪い噂が出たり、イヤなことがあると、離れ去っていく人々でもあります。
お金が動くのがビジネス
お金が動かないのに、新しいビジネスへの参加を勧めるのは、罪です。たとえば、「パソコンを買って勉強をすれば、仕事を紹介します。」みたいな悪徳商法が、一時流行しましたけれど、これに引っかかる人々は、ビジネスを分かっていない。この話のどこに、お金の動きが見えますか?動くのは、パソコンを買うために払ったお金しかないじゃないですか。それなのに「今なら、これだけのお金を手に入れられます。」というエサにだまされる方が悪いのです。
ネットワークビジネスで成功している人々は、早い段階で、このビジネスではお金が動くぞ、ということに気づいた人々です。そして、自分でグループをつくり、儲けるビジネスに育てた人々です。「ネットワークビジネス=ほぼ永久に儲けられる」ではありません。ゲームのルールがあるだけです。そのルールにそって頑張りたい人が増えれば、お金が動きます。頑張りたい人が激減すれば、お金は動かなくなり、ネットワークビジネスを運営する販売会社は息詰まることでしょう。